第八十段「人ごとに我が身にうとき事をのみぞ好める」という段の趣旨の絵画化。的に向かって弓を引く僧と公家の姿で、法師や貴族階級までみな武を好むことをあらわす一方で、屋内の数珠を手にする武家と琴を弾く僧で、武士が弓をおろそかにして仏法や管弦をたしなむことと対比する。
 
上冊 画像番号 73
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