第十七段「山寺にかきこもりて」仏に仕えれば清らかな心境になる、という短文に対応する。もっとも描かれたのは隠遁にふさわしい山中の草庵ではなく、漢画風の険しい岩陰に点在する建物は入母屋造り瓦葺きの、立派な伽藍として表されている。
上冊 画像番号 18
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