第三十二段「九月廿日の比」、ある人に誘われて月見をした折、その人が寄った「思し出づる所」の主が、客人を送り出した後すぐに引きこもらずに、そのまま月を見ていたという話。人を帰した後、軒先で月を見る主の男性を、垣根の外から好ましいとして見る僧侶、兼好の姿が手前に描かれる。
上冊 画像番号 35
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