第百七十三段「小野小町が事」、小野小町の末路を書いた『玉造小町壮衰書』が空海の著作目録に入っている事について、時代を考証して疑義を述べた段である。図は、蓬髪の老いた小町が頭陀袋を首にかけ、破れ傘と杖を手に山道を歩く場面。
下冊 画像番号 36
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