第二百段「呉竹は葉細く、河竹は葉広し」清涼殿の前に植えられた竹の違いを述べた段。左右の竹は本文に従って葉の描き方が変えられているが、それぞれの竹の根元にあるべき籬垣はなく、「信貴山縁起絵巻」などに描かれる清涼殿の廊下とは異なっている。絵師が内裏についての知識を持たなかったのであろう。
下冊 画像番号 60
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