第百二十一段「養ひ飼うものは」の冒頭、馬と牛を繋ぎ苦しめるのは痛ましいが、なくてはならないのでやむを得ないという箇所に相応する、裸馬を引いて歩く仕丁三人と馬子。この段の趣旨は、牛馬以外の珍鳥奇獣を檻に入れ、翼を切って飼うことの罪であるが、本図ではそれは描かれない。
 
上冊 画像番号 107
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