第五十四段「御室にいみじき児のありけるを」、僧たちが紅葉狩に誘い出す趣向として、あらかじめ弁当の箱を埋めておいて祈祷で出したふりをしようとしたが、埋めるところを見ていた他人に持ち去られてしまっていて見つからなかった話。稚児の前で祈るふりをする僧たちと、紅葉の下に箱を探す僧。
上冊 画像番号 55
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