第百三段「大覚寺殿にて近習の人ども」が掛け合うなぞなぞの話。来あわせた帰化人の子孫である医師忠盛を題材にして「唐瓶子」と解いて笑いあったので、忠盛が怒って退出してしまう場面だが、本図では振り返る忠盛の表情が、なごやかに笑って描かれている。
 
上冊 画像番号 90
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